「六ヶ所村ラプソディー」(2006年放映)が伝える大事なこと:浦安っ子の甲状腺機能検査、プルトニウム検査必要(都市濃縮・低線量被ばく)

核と隣り合わせで暮らすことになった住民に密着したドキュメンタリー「六ヶ所村ラプソディー」(2006年放映)

Rokkasyo1

(以下、転載です)

http://www.cinematoday.jp/movie/T0009316

チェック:原子力発電所の使用済み核燃料からプルトニウムを取り出す再処理工場が建てら れた青森・六ヶ所村とその近隣を取材し、核と隣り合わせで暮らすことになった住民に密着したドキュメンタリー。農業を営む人々、また職を失った漁師など、 反対派と賛成派に分かれる住民たちの不安と期待の声をストレートに映し出す。監督は、『ヒバクシャ 世界の終わりに』など放射能やエネルギー産業に関するドキュメンタリーで定評のある鎌仲ひとみ。原子力発電所に多く依存する現代で、リスクと生活のあり方 について深く考えさせられる。

ストーリー:2004年、青森県の六ヶ所村にプルトニウムを扱う核燃料再処理施設が完成 する。再処理工場の風下で農業を営む人々が反対運動を繰り広げる一方、雇用問題が深刻な六ヶ所村は再処理工場を推進してきた。再処理工場が存在することに よってもたらされる経済的、雇用的なメリットの前で、揺れ動く住民たちの姿を映し出す。

http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2007/04/post_e53f.html

「六ヶ所村再処理工場で耐震計算ミス、日立エ社11年隠ぺい」(読売新聞:2007.04.18)

日本原燃は18日、試運転中の再処理工場(青森県六ヶ所村)で耐震設計の計算ミスがあったと発表した。設計を担当したのは、日立製作所の子会社「日 立エンジニアリング・アンド・サービス」で、11年前に計算ミスに気付きながら、隠ぺいしていた。計算ミスが見つかったのは、使用済み核燃料を収める金属 容器の切断装置(高さ約12メートル、重さ約3・5トン)など。設計上想定する大地震が起きた場合、土台部分の強度不足で切断装置が転倒し、使用済み燃料 などを傷つける恐れがある。原燃は今後、切断装置の土台部分などを補強する方針だが、11月予定の営業運転開始が遅れる可能性が出てきた。日立エ社が 1993年に耐震計算を行った際、切断装置の固有振動数などのデータを誤入力したことが原因だった。同社の担当者は、切断装置が実際に据え付けられた96 年時点で誤入力に気付いたが、再計算などを十分に行わず放置した。日立製作所は、日立エ社からミスの連絡はなかったとしており、隠ぺいの経緯は調査中とい う。計算ミスと隠ぺいは、国の新しい耐震設計審査指針に基づいて安全性の再確認作業を行う中で発覚した。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070418ic23.htm
‥‥そんなワケで、今日もまた「いかがお過ごしですか?」なんて言ってらんないので、このままサクサクと進むけど、核廃絶を訴え続けて来た長崎市の伊藤市 長の訃報のあとに、こともあろうに、その伊藤市長も反対してた六ヶ所村のプルトニウム生産工場で、こんなデタラメが行なわれてただなんて、これは、もは や、ニポンだけの問題じゃなくなった。伊藤市長を始め、数え切れないほどの人たちの反対の声を無視して、強引に試験運転を開始したってのに、11年も前に 発覚してた耐震強度不足を今の今までインペイしてただなんて、冗談じゃない。

すでに、六ヶ所村のプルトニウム生産工場では、5トンものプルトニウムが作られていて、これは、長崎に落とされた原爆の500発ぶんにも相当する量 だ。そして、もしも今、事故が起こって外部に漏れたら、ニポン全土どころか、その何百倍もの面積を汚染し続けて、最低でも1000万年以上、放射能は消え ないのだ。つまり、ハッキリ言えば、地球上の人類も他の動植物もすべて死滅するほどの量ってワケだ。

1986年4月26日、人類史上最悪の原発事故、チェルノブイリの大惨事が起こった。4つあった原子炉のうちのたった1つが事故を起こしただけで、 広島型の原爆300発ぶんにあたる放射能がバラ撒かれ、推定700万人もの被害者が出た。その放射能は、近隣の国だけでなく、遥か3000km以上も離れ たニポンでも測定されたのだ。そして、20年以上も過ぎた今でも、数多くの被曝者たちが苦しみ続けてるし、母親の胎内で被曝した二世たちも苦しみ続けて る。

大陸の奥の過疎地域の、たった1つの原子炉の事故でも、こんなに大惨事になったっていうのに、複数のプレートが組み合わさってできてる地震大国、火 山大国のニポンには、この狭い国土の中に、55基もの原発が稼動してる。それだけでもマトモとは思えない状況なのに、さらに、通常の原発なんか比べ物にな らないほど危険なプルトニウム生産工場なんかを作るなんて、差別用語になっちゃうから使えないけど、ナントカ沙汰としか言いようがない。プルトニウム生産 工場から発生する放射能は、通常の原発の300倍から400倍だって言われてる。つまり、六ヶ所村のプルトニウム生産工場をたった1日稼動させただけで、 通常の原発の1年ぶんに相当する放射能が発生するのだ。

通常の原発の事故ですら、自国だけにとどまらず、近隣の国にまで被害を及ぼしたっていうのに、通常の原発の300倍から400倍もの放射能を持つ施 設が事故を起こしたら、決して大ゲサじゃなく、地球規模の大被害を及ぼすことは確実だ。北海道から沖縄まで、ニポン中の1億2000万人以上の人たちが全 員被曝するのは当然として、北半球のほとんど、そして、南半球の半分近くに、1000万年も消えない多量の放射能をバラ撒くことになる。それなのに、その 施設自体に耐震強度不足があり、その事実を11年間もインペイしてた上に、そのままの危険極まりない状態で試験運転を始めてプルトニウムを生産してただな んて、なんなんだ、この国って!

こんなことをしてんのに、何が「地球温暖化を考えよう」だ! 何が「エコ」だ! 何が「チームマイナス6%」だ! そして、何が「美しい国」だ! ホントに「美しい国」を作るんなら、まずは、この六ヶ所村のプルトニウム生産工場を始め、全国の55基の原発を何とかしろ!

‥‥そんなワケで、六ヶ所村のプルトニウム生産工場には、現在までの試験運転によって、すでに5トンものプルトニウムが存在してるけど、ニポンの保 有してるプルトニウムは、これだけじゃない。六ヶ所村の施設の約5分の1の処理能力を持つ東海再処理工場が、1977年からコツコツと作り続けて来たプル トニウムが、40トン以上もあるのだ。これは、長崎型原爆4000発ぶんに相当する量で、簡単に地球をふっ飛ばすことができる。そして、六ヶ所村のプルト ニウム生産工場は、今は試験運転だから年間に5トンしか作ってないけど、これから本格的に稼動を始めた場合、当面は年間8トン、そして、最終的には、年間 15トンものプルトニウムを生産して行く計画だ。

政府は、何の根拠もなく、バカのひとつ覚えみたいに「安全だ」「安全だ」って言い続けてるけど、そんなの大ウソだ。事故が起こったら地球の終わりに なっちゃうけど、事故が起こらなくたって、数年のうちに、ニポンの国土の半分以上が放射能によって汚染され、数え切れないほどの人たちが被曝するだろう。 六ヶ所村のプルトニウム生産工場では、現在までの試験運転でも、すでに大量の放射能が放出されて、大気や海を汚染し続けてる。海に限って言えば、青森県ど ころか、岩手県の三陸海岸から宮城県へかけて放射能汚染が広がっていて、すでに茨城県の沿岸へと拡大し続けてる。目標の3分の1の稼動量の試験運転をした だけで、これほどの被害を及ぼしてるのに、こんな恐ろしい施設が正式に稼動を始めたら、事故が起こらなくたって、数年で東北全域は放射能に汚染されるだろ う。そして、もしも、大型の地震が起こったら、東北どころか、この国すべてが、この地球すべてが、メチャクチャに破壊され、人類は死滅するのだ。

ニポンの政府は、長年、「核」と「原子力」という言葉を使い分けて、国民を騙し続けて来た。まったくおんなじものなのに、「核」は悪いもの、「原子 力」は平和利用するものってイメージを国民に刷り込んで来た。だけど、「原子炉」「ウラン濃縮」「再処理(プルトニウム生産)」ってのは、アメリカが原爆 を作るために開発した軍事技術であり、そうして作られた原爆が、この国に落とされたのだ。そして、この国は、世界唯一の被爆国なのにも関わらず、「平和利 用」の名目で、「原子炉」「ウラン濃縮」「再処理」の施設をすべて保有してる。核兵器を持たない国の中で、こんなバカなことをやってるのは、世界中でニポ ンだけなのだ。

いくら「平和利用」を謳っていても、アメリカが原爆を作るために開発したすべての軍事技術を揃え、核兵器を作る以外にまったく利用価値のないプルト ニウムやウランを大量に生産するってことは、誰の目から見ても「平和」とはかけ離れた正反対の愚行だ。インド政府も、当初は、「平和利用」を謳いながら、 「原子炉」や「再処理」の施設を作って稼動してたけど、結局、それは国民の目を欺くためのもので、その施設で作られたものは、やっぱり「平和」とは正反対 の原爆だった。そして、今、このニポンが、インドとおんなじ道を歩んでいるのだ。

‥‥そんなワケで、六ヶ所村のオフィシャルサイトには、今も大気や海を放射能で汚染し続けている悪魔の施設に関して、「地域住民の安全確保のために」ってタイトルで、ミゴトなまでの大ウソが書かれてる。
「原子燃料サイクル施設は、通常運転時はもちろんですが、火災、漏洩などの万一の故障や事故を想定しても、施設区域外の一般公衆への放射線による影響を防 止するため、多重防護の考え方に基づいた安全設計が行われています。また、地震や航空機の衝突に対しても対策が施されており、これらは、設計・工事・運転 の各段階にわたって国の厳重な安全規制によりチェックされています。これに対して県及び村では、国にすべてを委ねるだけでなく、立地している地方公共団体 として、地域住民の安全確保のため、事業者と安全協定を締結しています。」
11年間も耐震強度不足をインペイし続けて来た上に、先月、3月11日にも「ウラン・プルトニウム混合溶液の二重装荷事故」を起こし、「安全」だと謳い続 けて来た施設の臨界防止設計が不十分だったってことが白日のモトに晒されたってのに、何が「国の厳重な安全規制によりチェックされています」だよ。サス ガ、天下の無責任男、アベシンゾーが、官房長官時代から、売国奴の二階俊博と組んで強引に推し進めて来た「核燃料サイクル協議会」、別名、「メイド・イ ン・ニポンの原爆を作る会」のやることは、表の顔と裏の顔が正反対だよね。

この国を戦争のできる「美しい国」、核兵器で武装した「美しい国」にしたくてジンジャエールなアベシンゾーは、あのキモすぎるオチョボグチをひらけ ば、「北朝鮮の核武装はナンタラ」「北朝鮮から核弾頭ミサイルが飛んで来たらカンタラ」ってノタマッて、国民に危機感を植えつけ、ニポンの武装化や憲法改 悪を正当化して来た。だけど、北朝鮮には、プルトニウムを作るための再処理施設なんかないから、使用済み燃料からプルトニウムを取り出すことすらできない のだ。北朝鮮にあるショボい原子炉で作れるのは、最大でも年間に2kgから3kgほどのプルトニウムで、10年くらい前からずっと稼動してたとしても、最 大で30kgのプルトニウムしか保有してない。これは、長崎型原爆3発ぶんで、もちろん、これで核弾頭を作る技術なんか北朝鮮にはない。それなのに、北朝 鮮の数百倍のプルトニウムを保有し、今も毎日のように作り続けてるニポンの総理大臣が、何を言ってんの?ってことだ。

‥‥そんなワケで、「隣国から核弾頭ミサイルが飛んで来る」などという、実際にはアリエナイザーな妄想をデッチ上げ、悪質な情報操作で国民を洗脳 し、自国の核武装をチャクチャクと進めるなんて、アベシンゾーって、サスガ、A級戦犯の孫だけのことはある。で、こんな頭のイカレた戦争マニア1人のセイ で、この国はおろか、この地球すべてが滅亡しちゃうなんて、アニメの世界でもシャレになんないのに、このバカは、現実の世界でこんな狂ったことをやってる のだ。だから、1人でも多くの人たちに、今のニポンが直面してる真実を知ってもらい、チェルノブイリの悲劇を二度と繰り返さないためにも、六ヶ所村のプル トニウム生産工場の運転停止や各原発のプルサーマル計画阻止を考えてもらうキッカケとして、ぜひ、観て欲しい映画がある。それは、鎌仲ひとみ監督によるド キュメンタリー映画、「六ヶ所村ラプソディー」と「ヒバクシャ/世界の終わりに」だ。以下、両方の映画のオフィシャルサイト、予告編が観られるサイト、上映スケジュールをリンクしておくので、今のニポンがどこへ向かって突き進んでいるのか、自分の目で観て欲しいと思う今日この頃なのだ。

広告